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2024年3月8日発売

英明企画編集

出版社名ヨミ:エイメイキカクヘンシュウ

季刊『農業と経済』2024年冬号(90巻1号)

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内容紹介
特集 検証「食料・農業・農村基本法」の見直し
──私たちの暮らしにどのような意味があるのか

2023年5月、食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会で「中間取りまとめ」が行われ、同年6月には、官邸の食料安定供給・農林水産業基盤強化本部において「食料・農業・農村政策の新たな展開方向」が決定された。同年9月には食料・農業・農村政策審議会で「答申」がとりまとめられ、これらを踏まえて、食料・農業・農村基本法の改正法案が国会に提出される見込みである。
本特集では「中間取りまとめ」と「答申」の内容を材料として、食料政策、農業政策、農村政策の三つの分野を中心に基本法の見直しについて検証するとともに、それが私たちの暮らしにどのような意味をもち、どんな影響を及ぼし得るのかを検討する。



■『農業と経済』創刊90周年にあたって 『農業と経済』編集委員会

■巻頭言
特集に寄せて
食料・農業・農村基本法の制定と改正のタイムスパン 小嶋大造・安藤光義・中塚雅也

■特集 検証「食料・農業・農村基本法」の見直し
──私たちの暮らしにどのような意味があるのか
小嶋大造+安藤光義+中塚雅也 責任編集

●インタビュー 生源寺眞一氏に聞く
食料・農業・農村基本法の見直しをどう評価するか 聞き手……小嶋大造

●食料・農業・農村基本法見直しの背景・方向性……杉中淳

●食料・農業・農村基本法見直しの評価……田代洋一


■Ⅰ 食料政策との関連で考える

●1 食料安全保障(フードセキュリティ)をめぐる新たな視点と地域対応
──英語圏での取り組み事例から……立川雅司

●2 グローバル・フードシステムの中で捉える日本の農業・食品産業の現状と未来
──バリューチェーンの創出と需要開拓を焦点に……三石誠司

●3 農産物の適正な価格形成の必要と実現のための課題……新山陽子

◆コラム1 消費者と生産者とをつなぐ生活協同組合の立場から
食料・農業・農村政策の議論を進める上で大切だと思うこと……二村睦子

◆コラム2 有機農業推進・有機農産物販売の立場から
食料自給率向上のために自然循環を活かした有機農業の推進を……岸健二


■Ⅱ 農業政策との関連で考える

●1 農業の担い手構造と資源利用状況の検討
──存在感を増しつつある組織経営体の分析を中心に……江川章

◆コラム3 大規模農業生産者の立場から
次世代にとっての目標となる“自立的農業生産者像”の明示と
その育成支援を……横田修一

◆コラム4 中山間地域の集落営農支援の立場から
条件不利地における農業と農村社会を担う
「多様な農業人材」の確保・育成支援の必要性……今井裕作

●2 気候変動対策、生物多様性保全に向けた有機農業推進をめぐる情勢
──みどりの食料システム戦略を軸とする展望……香坂玲

◆コラム5 有機農業産地づくり推進の立場から
有機農業の輪を拡げるために、必要性と魅力を伝え理解を得る施策の展開を……岩瀬直孝


■Ⅲ 農村政策との関連で考える

●1 現在の農村政策をめぐる課題に見直しはどう応えたのか……小田切徳美

◆コラム6 自治体農政の現場の視点から
多様な地域の実情と変化に合わせて現場での課題克服を支える農村政策を……茂原荘一

◆コラム7 中山間地域ネットワークの立場から
基本法の農村政策は時代おくれ!──新たな「農の時代」にふさわしい農村の展望を……野中和雄

●2 「多様な人材」の「活用」による農業・農村維持発展アプローチの批判的評価……中塚雅也

◆コラム8 「半農半X」提唱者の立場から
不透明な時代にこそ高まる「耕す文化」の重要性
──半農半X30年の振り返りと、さらなる30年先への想いと……塩見直紀

●3 地域循環型システムの構築に向けた政策の推進と総合化への期待……重藤さわ子

◆コラム9 深刻化する鳥獣被害対策の視点から
地域資源の再発掘と利活用が生み出す持続可能な獣害対策……加藤恵里


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農と地域を支える──担い手たちの群像

●集い来る仲間と力を合わせて
イチゴの生産・販売で日本一をめざす……大山隆さん(空浮合同会社代表社員)

●自分が暮らす地域の魅力を自ら知ることで
人がつながり、応援しあうコミュニティを築く……門間ゆきのさん(名山新聞編集長)


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から⑪


■連載 ブックガイド──農と食を読む
目次
■『農業と経済』創刊90周年にあたって 『農業と経済』編集委員会

■巻頭言
特集に寄せて
食料・農業・農村基本法の制定と改正のタイムスパン 小嶋大造・安藤光義・中塚雅也

■特集 検証「食料・農業・農村基本法」の見直し
──私たちの暮らしにどのような意味があるのか
小嶋大造+安藤光義+中塚雅也 責任編集

●インタビュー 生源寺眞一氏に聞く
食料・農業・農村基本法の見直しをどう評価するか 聞き手……小嶋大造

●食料・農業・農村基本法見直しの背景・方向性……杉中淳

●食料・農業・農村基本法見直しの評価……田代洋一


■Ⅰ 食料政策との関連で考える

●1 食料安全保障(フードセキュリティ)をめぐる新たな視点と地域対応
──英語圏での取り組み事例から……立川雅司

●2 グローバル・フードシステムの中で捉える日本の農業・食品産業の現状と未来
──バリューチェーンの創出と需要開拓を焦点に……三石誠司

●3 農産物の適正な価格形成の必要と実現のための課題……新山陽子

◆コラム1 消費者と生産者とをつなぐ生活協同組合の立場から
食料・農業・農村政策の議論を進める上で大切だと思うこと……二村睦子

◆コラム2 有機農業推進・有機農産物販売の立場から
食料自給率向上のために自然循環を活かした有機農業の推進を……岸健二


■Ⅱ 農業政策との関連で考える

●1 農業の担い手構造と資源利用状況の検討
──存在感を増しつつある組織経営体の分析を中心に……江川章

◆コラム3 大規模農業生産者の立場から
次世代にとっての目標となる“自立的農業生産者像”の明示と
その育成支援を……横田修一

◆コラム4 中山間地域の集落営農支援の立場から
条件不利地における農業と農村社会を担う
「多様な農業人材」の確保・育成支援の必要性……今井裕作

●2 気候変動対策、生物多様性保全に向けた有機農業推進をめぐる情勢
──みどりの食料システム戦略を軸とする展望……香坂玲

◆コラム5 有機農業産地づくり推進の立場から
有機農業の輪を拡げるために、必要性と魅力を伝え理解を得る施策の展開を……岩瀬直孝


■Ⅲ 農村政策との関連で考える

●1 現在の農村政策をめぐる課題に見直しはどう応えたのか……小田切徳美

◆コラム6 自治体農政の現場の視点から
多様な地域の実情と変化に合わせて現場での課題克服を支える農村政策を……茂原荘一

◆コラム7 中山間地域ネットワークの立場から
基本法の農村政策は時代おくれ!──新たな「農の時代」にふさわしい農村の展望を……野中和雄

●2 「多様な人材」の「活用」による農業・農村維持発展アプローチの批判的評価……中塚雅也

◆コラム8 「半農半X」提唱者の立場から
不透明な時代にこそ高まる「耕す文化」の重要性
──半農半X30年の振り返りと、さらなる30年先への想いと……塩見直紀

●3 地域循環型システムの構築に向けた政策の推進と総合化への期待……重藤さわ子

◆コラム9 深刻化する鳥獣被害対策の視点から
地域資源の再発掘と利活用が生み出す持続可能な獣害対策……加藤恵里


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農と地域を支える──担い手たちの群像

●集い来る仲間と力を合わせて
イチゴの生産・販売で日本一をめざす……大山隆さん(空浮合同会社代表社員)

●自分が暮らす地域の魅力を自ら知ることで
人がつながり、応援しあうコミュニティを築く……門間ゆきのさん(名山新聞編集長)


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から⑪


■連載 ブックガイド──農と食を読む
著者略歴
小嶋 大造(コジマ ダイゾウ kojima daizou)
小嶋大造(こじま・だいぞう)……1974年生まれ。東北大学大学院農学研究科博士課程前期修了。博士(農学)。1999年大蔵省(現財務省)入省。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。主な著書に『現代農政の財政分析』(東北大学出版会、2013年)など。
安藤 光義(アンドウ ミツヨシ andou mitsuyoshi)
安藤光義(あんどう・みつよし)……東京大学大学院農学生命科学研究科教授。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。博士(農学)。専門は農政学。主な著書に『構造政策の理念と現実』(2003年、農林統計協会)、『日本農業の構造変動』(2013年、農林統計協会)など。
中塚 雅也(ナカツカ マサヤ nakatsuka masaya)
中塚雅也(なかつか・まさや)……1973年大阪府生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了、博士(学術)。同農学研究科の助教、准教授を経て、2021年より現職。専門は農業農村経営学、農村計画学。編著書に『地域人材を育てる方法』(2022年、農文協)など。
タイトルヨミ
カナ:キカンノウギョウトケイザイニセンニジュウヨネンフユゴウ
ローマ字:kikannougyoutokeizainisennijuuyonenfuyugou

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