ほか
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定価:2,310円(2,100円+税)
判型:A5
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内容紹介
集団的自衛権の閣議決定、日中・日韓関係の悪化や領土問題などが噴出するいまこそ、本来の積極的平和を実現していかなければならない。
本書は、非暴力の徹底、直接・構造・文化的暴力の克服、社会的弱者・当事者の目線から考える、歴史を振り返るという4つの視点から、大学生・高校生向けにわかりやすく説明する。
著者の中心はNGOで活動する若手教員。
本書は、非暴力の徹底、直接・構造・文化的暴力の克服、社会的弱者・当事者の目線から考える、歴史を振り返るという4つの視点から、大学生・高校生向けにわかりやすく説明する。
著者の中心はNGOで活動する若手教員。
目次
はじめに
第1章 私たちがなにをどう食べるかの選択が平和をつくる
インドネシアにおけるエビ養殖の事例から
間瀬朋子
1 様変わりするエビ養殖事情、進むグローバル化
2 エビを「つくる」人びとのエビ食と私たちのエビ食
3 エビ養殖池で働く人たち
4 エビ加工工場で働く人たち
5 エビをめぐる構造的暴力の克服と積極的平和の実現
第2章 低価格の洋服と平和
バングラデシュの縫製工場で働く女性たち
長田華子
1 低価格の洋服を身にまとう私たち
2 私たちが購入する洋服はどこで生産されているのか
3 低価格の洋服を誰がどのように作っているのか
4 低価格の洋服が生み出されるワケ
5 低価格の洋服を追求した結果の悲劇
6 バングラデシュの女性と私たち
第3章 モノから考えるグローバル経済と私たちがつくる平和
フィリピンのモノカルチャー経済からフェアトレードまで
堀 芳枝
1 私たちとアジアの平和ではない関係
2 豊かな国と貧しい国のモノの交換――帝国主義と植民地
3 途上国でモノをつくって先進国に売る――新国際分業の成立
4 私たちがつくるグローバル経済――フェアトレードと民衆交易
第4章 日本と韓国の真の協力関係を考える
李 泳采
1 日韓国交正常化50年と日韓関係の再検証の意義
2 第一次日韓交渉と歴史認識の相違(1950年代)
3 日韓会談と「未完の国交正常化体制」(1960年代)
4 日韓安保経済協力と「反日」市民行動の台頭(1970~80年代)
5 脱冷戦時代の日韓関係の変化と揺れる65年体制
6真の日韓協力関係の構築のために
第5章 平和をつくるために考えてほしい三つのこと
高橋清貴
1 「平和」の定義
2 残忍性のエコロジー
3 「対テロ戦争」の実態
4 なぜ介入するのか?――「安全」と「正義」
第6章 アフリカにおける草の根国際協力とは
コトから考え、行動するために
勝俣 誠
1 言葉の意味を何回も問い直そう
2 アフリカとの偶然の出会い
3 アフリカとの草の根協力
4 アフリカとの草の根協力において大切な2つのコト
5 世界の文脈と地域のしがらみを読もう
第7章 バングラデシュにおけるNGOの活動変遷
援助から社会変革へ
日下部尚徳
1 NGOから考える国際協力
2バングラデシュの現地NGOの活動変容
3 日本のNGOによるバングラデシュ支援――シャプラニールを事例に
4 NGOと私たち
第8章 アジア人、地球人として平和をつくる
ピースボートの活動から
川崎 哲
1 ナショナリズムをこえて
2 国境を越えて学ぶ
3 紛争予防のメカニズムをつくる
4 憲法9条を世界のものにする
5 原発事故を教訓として
第9章 産むか・産まないか
からだと健康をめぐる女性の運動
大橋由香子
1 もし予想外の妊娠をしたら……
2 産めよ殖やせよ、国のため
3 人口の「質」も管理した優生保護法
4 世界規模での人口管理政策
5 リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは何か
6 「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」をめぐる現状と課題
第10章 里山の遺産を活かしたコミュニティの可能性
持続可能な地域づくりの観点から
松村正治
1 山へ柴刈りに
2 高度経済成長期の燃料革命
3 持続可能な里山バイオマスの循環利用
4 生物多様性を保全するうえで重要な里山
5 将来を構想するための里山というモデル
6 現代における里山ビジネスの可能性
7 都市住民が里山保全に関わる意味
8 里山と関わる持続可能なコミュニティづくり
――身近な自然を私たちの手に
あとがき
第1章 私たちがなにをどう食べるかの選択が平和をつくる
インドネシアにおけるエビ養殖の事例から
間瀬朋子
1 様変わりするエビ養殖事情、進むグローバル化
2 エビを「つくる」人びとのエビ食と私たちのエビ食
3 エビ養殖池で働く人たち
4 エビ加工工場で働く人たち
5 エビをめぐる構造的暴力の克服と積極的平和の実現
第2章 低価格の洋服と平和
バングラデシュの縫製工場で働く女性たち
長田華子
1 低価格の洋服を身にまとう私たち
2 私たちが購入する洋服はどこで生産されているのか
3 低価格の洋服を誰がどのように作っているのか
4 低価格の洋服が生み出されるワケ
5 低価格の洋服を追求した結果の悲劇
6 バングラデシュの女性と私たち
第3章 モノから考えるグローバル経済と私たちがつくる平和
フィリピンのモノカルチャー経済からフェアトレードまで
堀 芳枝
1 私たちとアジアの平和ではない関係
2 豊かな国と貧しい国のモノの交換――帝国主義と植民地
3 途上国でモノをつくって先進国に売る――新国際分業の成立
4 私たちがつくるグローバル経済――フェアトレードと民衆交易
第4章 日本と韓国の真の協力関係を考える
李 泳采
1 日韓国交正常化50年と日韓関係の再検証の意義
2 第一次日韓交渉と歴史認識の相違(1950年代)
3 日韓会談と「未完の国交正常化体制」(1960年代)
4 日韓安保経済協力と「反日」市民行動の台頭(1970~80年代)
5 脱冷戦時代の日韓関係の変化と揺れる65年体制
6真の日韓協力関係の構築のために
第5章 平和をつくるために考えてほしい三つのこと
高橋清貴
1 「平和」の定義
2 残忍性のエコロジー
3 「対テロ戦争」の実態
4 なぜ介入するのか?――「安全」と「正義」
第6章 アフリカにおける草の根国際協力とは
コトから考え、行動するために
勝俣 誠
1 言葉の意味を何回も問い直そう
2 アフリカとの偶然の出会い
3 アフリカとの草の根協力
4 アフリカとの草の根協力において大切な2つのコト
5 世界の文脈と地域のしがらみを読もう
第7章 バングラデシュにおけるNGOの活動変遷
援助から社会変革へ
日下部尚徳
1 NGOから考える国際協力
2バングラデシュの現地NGOの活動変容
3 日本のNGOによるバングラデシュ支援――シャプラニールを事例に
4 NGOと私たち
第8章 アジア人、地球人として平和をつくる
ピースボートの活動から
川崎 哲
1 ナショナリズムをこえて
2 国境を越えて学ぶ
3 紛争予防のメカニズムをつくる
4 憲法9条を世界のものにする
5 原発事故を教訓として
第9章 産むか・産まないか
からだと健康をめぐる女性の運動
大橋由香子
1 もし予想外の妊娠をしたら……
2 産めよ殖やせよ、国のため
3 人口の「質」も管理した優生保護法
4 世界規模での人口管理政策
5 リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは何か
6 「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」をめぐる現状と課題
第10章 里山の遺産を活かしたコミュニティの可能性
持続可能な地域づくりの観点から
松村正治
1 山へ柴刈りに
2 高度経済成長期の燃料革命
3 持続可能な里山バイオマスの循環利用
4 生物多様性を保全するうえで重要な里山
5 将来を構想するための里山というモデル
6 現代における里山ビジネスの可能性
7 都市住民が里山保全に関わる意味
8 里山と関わる持続可能なコミュニティづくり
――身近な自然を私たちの手に
あとがき
著者略歴
堀 芳枝(ホリ ヨシエ hori yoshie)
1968年生まれ。獨協大学教授。
主著=『学生のためのピース・ノート』(共編、御茶の水書房、2013年)
『アジアの市民社会とNGO』(共著、晃洋書房、2014年)。
間瀬 朋子(マセ トモコ mase tomoko)
1970年生まれ。上智大学アジア文化研究所客員所員。主著=『現代インドネシアを知るための60章』(共編著、明石書店、2013年)、『消費するインドネシア』(共著、慶應義塾大学出版会、2013年)。
長田 華子(ナガタ ハナコ nagata hanako)
1982年生まれ。茨城大学人文学部准教授。主著=『バングラデシュの工業化とジェンダー――日系縫製企業の国際移転』(御茶の水書房、2014年)。主論文=「グローバル金融危機以降の日系多国籍縫製企業による技術移転のジェンダー分析:日本―中国―バングラデシュの事例から」(『ジェンダー研究』第14号、2011年)。
李 泳采(イ ヨンチェ i yonche)
1971年生まれ。恵泉女学園大学人間社会学部准教授。主著=『韓流が伝える現代韓国――『初恋』からノ・ムヒョンの死まで』(梨の木舎、2010年)、『「アイリス」でわかる朝鮮半島の危機』(共著、朝日新聞出版、2010年)。
高橋 清貴(タカハシ キヨタカ takahashi kiyotaka)
1960年生まれ。恵泉女学園大学人間社会学部教授。主著=『NGOから見た世界銀行:市民社会と国際機構のはざま』(共著、ミネルヴァ書房、2013年)、『おカネで世界を変える30の方法』(共著、合同出版、2008年)。
勝俣 誠(カツマタ マコト katsumata makoto)
1946年生まれ。元明治学院大学国際学部教授・国際平和研究所所長。主著=『アフリカは本当に貧しいのか』(朝日選書(デジタルパブリッシングサービス 発売、オンデマンド版)1993年)、『脱成長の道――分かち合いの社会を創る』(共編著、コモンズ、2011年)。
日下部 尚徳(クサカベ ナオノリ kusakabe naonori)
1980年生まれ。大妻女子大学文学部専任講師。主著=『世界の社会福祉年鑑2011:社会福祉と貧困・格差』(共著、旬報社、2011年)、『現場〈フィールド〉からの平和構築論』(共著、勁草書房、2013年)。
川崎 哲(カワサキ アキラ kawasaki akira)
1968年生まれ。ピースボート共同代表。主著=『核兵器を禁止する』(岩波ブックレット、2014年)、『核拡散――軍縮の風は起こせるか』(岩波新書、2003年)。
大橋 由香子(オオハシ ユカコ oohashi yukako)
1959年生まれ。ライター・編集者、大学非常勤講師。主著=『満心愛の人 益富鶯子と古謝トヨ子――フィリピン引き揚げ孤児と育ての親』(インパクト出版会、2013年)、『福島原発事故と女たち――出会いをつなぐ』(共編著、梨の木舎、2012年)
松村 正治(マツムラ マサハル matsumura masaharu)
1969年生まれ。恵泉女学園大学人間社会学部准教授。主著=『なぜ環境保全はうまくいかないのか』(共著、新泉社、2013年)、『みどりの市民参加――森と社会の未来をひらく』(共著、日本林業調査会、2010年)。
タイトルヨミ
カナ:ガクセイノタメノピース・ノート 2
ローマ字:gakuseinotamenopiisu・nooto 2
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