ななみ書房 我が社の一冊 2016
- 震災と保育 1
- 磯部 裕子
- ななみ書房
- 978-4-903355-52-8
出版社からのおすすめコメント
東日本大震災から5年。被災地,宮城で自然の脅威にさらされた子どもたちと保育者の生の声と,そこから学ぶべきものをくみ取っていただけたら幸いです。内容紹介
震災で全てを失い、命だけが残った。何もないところからスタートせざるを得ない保育の現場に、復旧が復興になって段階を経るごとに、新たな問題が発生する。
それはより複雑化し個別化し保育の現場をより混乱させた。そんな中「みやぎ・わらすっこプロジェクト」を立ち上げ、ニーズの分析と支援の窓口を行った著者が、被災地の生の声をここに書き下ろす。
保育だけにとどまらない、人が暮らしていくことが密接に絡む復興。無から始まることに保育の、そして人が生きることの本質が問われている。
もくじ:
Ⅰ はじめに
Ⅱ 一つ一つの情報を頼りに
1 何もかも手探りの状況下で
2 「みやぎ・わらすっこプロジェクト」立ち上げへ
3 大切な人を探す
Ⅲ 「子どものために」 ― 支援とは何かを問いながら
1 変化する支援とあらたな混乱
2 支援の形を変える
Ⅳ 保育再開に向けて ― 一つ一つ前へ
1 日本の保育制度の課題
2 保育の再開と回復
3 ようやく実現した仮設園舎の建設
4 支援をつないで ― 本園舎建設へ
5 休園という選択
Ⅴ 再生の道のり ― 保育の再生とは何か
Ⅵ おわりに- http://773books.jp/