発売してから、どうですか(仮)
近刊検索デルタで発売前に話題になった本の書店や読者からの反響や、発売後の売れ行きなどを追っかけます。月イチ更新(予定)
ポン・ジュノ監督の「パラサイト」に話題を持っていかれたとはいえ、アカデミー賞候補として大注目の映画「1917 命をかけた伝令」をきっかけに、第一次世界大戦への関心が高まっています。えにし書房『1914ー運命の年』は、今年の2019年1月の刊行ですが、刊行前にじわっと注目を集めました。えにし書房、実は本書の他にも第一次世界大戦関連の書籍を多数出しています。
第16回 えにし書房『1914ー運命の年』マーク・ボストリッジ+真壁広道
1.発売前の反応はいかがでしたか?
特に大きな反応はなかったですが、小社の歴史ものをよく注文してくれる、ジュンク堂さん、紀伊國屋さん、TRCさんからはそれなりに注文をいただけました。
2.発売後の読者や書店からの反響をお聞かせください。
これまた特に大きな反応はなかったのですが、世界史好きの読者から激賞に近いはがきを数枚いただきました。
3.本書に続く企画などの予定はありますか?
本書は1914年の1年間のイギリス社会を描いたものですが、大戦後、戦間期のイギリス社会を描いたものの翻訳が上がっています。ただし出版は未定。
4.増刷の予定などがあれば、さしつかえのない範囲でお知らせください。
まだ在庫あります!
5.この本を読まれた読者にオススメしたい本はありますか?
第1次世界大戦を題材にしたものは本書の前後に結構出してます。以下列挙します。どれも面白いです。
『丸亀ドイツ兵捕虜収容所物語』、『第一次世界大戦 平和に終止符を打った戦争』、『マタハリ伝 100年目の真実』、『フランス人の第一次世界大戦 戦時下の手紙は語る』、『アラス戦線へ 第一次世界大戦の日本人カナダ義勇兵』
えにし書房のTさん、ありがとうございます。第一次世界大戦というと、今の世の中では100年も前の話ですが、第二次世界大戦当時の人々にとっては「ちょっと前の戦争」だったはず。世界中を巻き込む戦争が続いた時代、人々の生き方も考え方も、今とはひと味もふた味も違っただろうと思うと、色々と考えさせられます。
「発売してから、どうですか(仮)」では、今後も、発売前に話題を集めた本の発売後を追いかけます。次回は3月中旬公開予定。ご期待ください。
1914ー運命の年
第一次世界大戦開戦時のイギリス社会
マーク ボストリッジ/著 真壁 広道/訳
2019年1月発売
978-4-908073-61-8
えにし書房
丸亀ドイツ兵捕虜収容所物語
高橋 輝和
2014年11月発売
978-4-908073-06-9
えにし書房
第一次世界大戦
平和に終止符を打った戦争
マーガレット マクミラン/著 真壁 広道/訳 滝田 賢治/監修
2016年5月発売
978-4-908073-24-3
えにし書房
マタ・ハリ伝
100年目の真実
サム ワーヘナー/著 井上 篤夫/訳
2017年12月発売
978-4-908073-46-5
えにし書房
フランス人の第一次世界大戦
戦時下の手紙は語る
大橋 尚泰
2018年6月発売
978-4-908073-55-7
えにし書房
アラス戦線へ
第一次世界大戦の日本人カナダ義勇兵
大橋 尚泰+諸岡 幸麿
2018年12月発売
978-4-908073-62-5
えにし書房