三田産業 我が社の一冊 2019
- 寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか 渡辺一夫随筆集
- 渡辺一夫/著
- 三田産業
- 978-4-9910066-2-3
出版社からのおすすめコメント
「これが近代の結末なのであろうか? ただ動物のように強い人間のみが生き残ればよいのであろうか? 或はそうかもしれない。しかし、それでよいのか?」(本文より)
徹底的に不寛容を批判し続けた碩学の仏文学者、渡辺一夫。その繊細かつ強靭なヒューマニズムの精神が、不寛容の蔓延する現代に甦る。戦後に書かれた渡辺一夫の文章の中から、社会批評的な随筆17篇を厳選して収録。表題作の他に、「文法学者も戦争を呪詛し得ることについて」「人間が機械になることは避けられないものであろうか?」「いわゆる教養は無力であるか?」など。内容紹介
「これが近代の結末なのであろうか? ただ動物のように強い人間のみが生き残ればよいのであろうか? 或はそうかもしれない。しかし、それでよいのか?」(本文より)
徹底して不寛容を批判し続けた碩学の仏文学者、渡辺一夫。その繊細かつ強靭なヒューマニズムの精神が、不寛容の蔓延する現代に甦る。表題作を含め、精選した17篇の随筆を収録。
目次:
・非力について
・思想の役目について
・カトリシスムと僕
・狂気について
・不幸について
・文法学者も戦争を呪詛し得ることについて
・人間が機械になることは避けられないものであろうか?
・自由について
・寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか
・新卒業生の一人への手紙
・立ちどころに太陽は消えるであろう
・老醜談義
・いわゆる教養は無力であるか?
・文運隆盛時と大学文学部
・平和の苦しさ
・悲しく卑しい智慧
・偽善の勧め- https://www.facebook.com/mitasangyo/